詩人が収入を得る方法/ななひと
「何会員」は一ヶ月にいくつまで詩を投稿できるのか、詩の結社の規約で決めるのである。で、編集者はそうした投稿作品を添削する。添削して返却することを売りにすることもある。川路柳虹、北原白秋は、こうやって生き延びてきた二大詩人である。
その3 「小説を書く」
詩は字数が少ない(ことが多い。)字数が少ないと、当然紙の枚数が減る。コストがかからなくていいかというとそんなことはない。紙一枚にお金を払う人はいないのである。すると、長いものを書いた方がいいことになる。長くて、多くの人が読むものを書いた方が回収率が高い。そういう意味で、詩よりも小説の方が儲かる。室生犀星は、現在は詩人として有名で、小説はあま
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