詩人が収入を得る方法/ななひと
 
「詩雑誌を編集する」
「詩人」として、「詩」に関わりつつ、収入を得る最も最適な道がこれである。もちろん詩雑誌を編集したからといって必ずしも儲かるわけではない。しかし、当時の「詩雑誌」というのは、ある意味特殊な売り方をすることが多い。今の人は、当時の書店に、他の書籍と一緒に詩の雑誌がおかれていたと想像するかもしれない。もちろん何部かはおかれていただろう。しかし、当時の詩雑誌は、俳句雑誌や短歌雑誌と同じで、販売利益で営業するのは恐いから、「詩社」というものを作って「会費」をとるという形態をとることが多い。「会費」を払えば、その雑誌に投稿する資格ができて、いくら払えば「何会員」という名前がついて、「何
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