NOISE FLOOR/本木はじめ
探すかのよう
もう一度再生するんだアダムイヴ唯一の僕らを媒介として
浮く/沈む
どこまでも飛べるさ僕ら生活を捨てれば後は桃色の空
ねむること黒い思いを消すために四月の校舎の屋上へゆく
きみがいてはじめて僕が在るような十年ぶりに虹を見た朝
ばらの花の花びら数え沈黙すきみのりょうてのきたないからだ
ことばてきなみくす
固き殻の内を見せ合わない日々のまた会おうぜのおうぜは逢瀬
ようやくは要約なのか墓地そして棺おけまでの道のりのこと?
[次のページ]
戻る 編 削 Point(11)