「毎日が違う目覚めなら」 (青年詩片)/ベンジャミン
 


迷走した夜明けが今日に辿り着いた
しまい忘れた記憶が日に焼かれ
過去になりきれなければ後悔になる


朱の刻

その頃眠りにつくのがいい
闇と格闘した疲れを明るく癒す
いろんな唄も聞こえるだろう そして
届かない場所を揺らすだろう

鮮やかな窓のむこうが
知らない顔でいる雲や空で
いつも違う驚きがある
大きすぎる
そんな深呼吸をすれば
何か一つ無くなってもきづかない

悲しみが多いほど
眩しく感じるのは生きるためだと
木々もそんな手を広げて立っている
当たり前に埋もれても
感じることを許されたのは
いったい
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