依存性/
憂
ろう
携帯の鳴る回数が増えていく
一度でも出れないことがあると彼女はヒステリーを起こした
泣き叫ぶ彼女 僕は約束を破った
鳴り続ける携帯の電源を切り 彼女の元へ行くのをやめた
彼女が嫌いになった訳じゃない
ただ もう限界だった 僕は一人 目を閉じて涙を流した
2週間もすると携帯は鳴らなくなった
けれど それに引き換え彼女の悪い噂が流れ始めた
"誰とでもヤってるらしいよ"
それを聞くと体が震え 気付くと彼女の家へと走ってい
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