記憶の断片小説・ロードムービー「卒業」/虹村 凌
死にたくなった。
毎朝起きるのが辛かった。…別のエッセイを参照していただきたい。
興味をもたれたら、「漏れが美少年だった日々」と言うエッセイを読んでくださいな。
その頃に、一緒にいてくれる存在があったからこそ、俺は死なずに済んだ。
狂信的になれた理由も、それが大きな理由の一つであろう。
その様な存在に出会えた事を、俺はとても幸運だと思うし、幸福に思える。
そのような存在に出会えない人間が、何人もいる中で、
例え、最後には全て否定されようと、俺は出会えた訳だし、
一番辛い時期を乗り越える事が出来たのだから。
今は微塵も愛しちゃいないが、感謝の気持ちは常に忘れないでいたいと思うよ
[次のページ]
[グループ]
戻る 編 削 Point(2)