記憶の断片小説続編・ロードムービー「卒業」/虹村 凌
言う俺を、ゆかりも舞子も笑った。
俺は3人の中では一番純情だった。そんな気がする。勘違いかも知れない。
ゆかりの胸に触った。小さかった。
ゆかりは恥ずかしそうに、「小さいから駄目」と言った。
「二回目は無いわ」とも言った。俺は手を引いた。
・俺のモノで二人が遊んでいた。別に口でしたり、とかじゃない。
俺がMなので、二人が遊んでいただけだった。
ゆかりが「お風呂場で、最後までする?」と言った。俺は丁寧に断った。
矢張り、俺は純情だったのだと思う。勘違いだろうか。
・二人と手を繋いで、少しだけ眠った。
幸せだった記憶が幽かに残っている。
翌朝、ジョナサンで軽い食事を済
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