清野無果「■批評祭参加作品■ネット詩fについて」を読んで、インターネットにおける言語表現について/田代深子
 
フィクションである。清野がとりあげた たもつの詩に関して言うならば、確かにインターネットという媒体がなければ世に発表されることはなかったかもしれない。
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 インターネットのホームページ上で詩を書き始めて間もなく四年が経とうとしています。最初は自作プログラム発表の場として立ち上げたホームページでしたが、更新頻度の高いコンテンツが必要だということで思いついたのが詩でした。以来、一ヶ月に十〜二十ほどの詩を書き、発表しています。
 「ネット詩」という括り方があるのであれば、それは「ジャンル」としてではなく「文化」としてあると思っています。インターネットの特徴である双方向性と即時性を最大限に活
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