ラムチョップのおはなし。/仲本いすら
 
第1章 『世界にひとつだけのラムチョップ』

とあるところに、とてもとてもラムチョップが盛んに食されている村があった
ラムチョップ畑、ラムチョップの滝、ラムチョップショッピングモール。
とにかく、ラムチョップが大好きな村人たちはラムチョップしか食べなかったそうな。
ある日、ひとりの少年がこう言った

「いちばんおいしい世界にひとつしかないラムチョップが食べたい」と

母親は三千里の距離を必死で歩き、各地に伝わる伝説のラムチョップの作り方を

学ぶ旅に 出たのだったー。



第2章 『ラムチョップこわい』

ジョセネフはポルルーチに「ボクはラムチョップが怖いんだ、
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