美術的な詩?/
 
詩に視覚的な効果は求められるのでしょうか?
それはもちろん読み手側に対してなのですが。

もし詩を読み上げることしかできないのならば
もしその人が字を読むことができないのだとしたら
道行く人に自分の詩を気付いてもらうには
雑音のひどい人ごみで詩を伝えるには
感情を込めて読むことが許されないのだとしたら

自分の想いを大声で吼えるしかないのでは、と思ってしまいます。
深読みしなければわからない詩よりも、その人の心を直接奮い立たせるような言葉や、
沈んだ心を慰めるような一言が、そんなときは必要なのではないかと。

そう言うと、ただの励ましの言葉になってしまいます。
それはも
[次のページ]
戻る   Point(0)