カタヅケ/終
黒いパンツと白いTシャツをたたんでしまった。
レースのブラジャーとパンツ、赤・黒・青、全部捨てた。
西遠くきた乾いたふくは、こないだの火曜日に。
2年前に心配されていた交通安全・学業お守りも。
私にみえないところで燃やされてるのでしょう。
一通のメールが届いて、懐かしいことを言うようで我侭で。
怒る気もなくて、称える気もなくて。
燃やしてしまっても忘れないものもあるんだって。
ただ、そんなことにエネルギー使わなくてよくなっただけだって。
映し出す鏡のように弱い貴方が見ていた私は、私で。
あのときは知らなかったけど、案外弱っちくもない。
一人で生きてるって思うほ
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