三十一文字の宇宙へ捧ぐ/たたたろろろろ
 

題なんて散漫すぎてつけられぬ

           
            三十一文字の宇宙へ捧ぐ



レプリカのゲルニカを敷きつめた部屋で健やかに生き呼吸している


信号を見落としすぎて追突す頬つたう血の寂しいブルー


朝顔のオートマティックな微笑みがきみの心を朝にした朝


不自然と矛盾のなかをまかり通る嵐が去って午後は曇天


人工の花園に剣たちが舞う薔薇椿薔薇牡丹薔薇薔薇


ポスターが剥がれて垂れる水曜日萌えないゴミは今日じゃありません


煌めいて揺れて流れて渦を巻く 汚れた眼鏡を通して世界は


ふれたものす
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