三十一文字の宇宙へ捧ぐ/たたたろろろろ
 
のすべてをかがやかせるひとにそうゆうものにわたしはなりたい


「今からはふたりは猫よ。さ、鳴いて」クリームだらけ夏の午後、みゃお


大胆な曲線からなるあの雲はどこの星から来たのだろうか


「乙女の恋を笑うような輩は糞にまみれて窒息死すればいいのよ」


暗転を七回繰り返したあとは舞台の天丼ピンスポ浴びる


「へえ、短歌?無益な事が好きなのね」みぎなかゆびで眼鏡をあげて


目を閉じて風うたう声聴こえたらくちびるを噛み畦道をゆけ


歯車が錆びてたのかもしれないね相談しながらSlow Downする恋


吸盤が腹に眠っているのだろうやけにおとな
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