日常×幻想ミックスサンプリング/たたたろろろろ
 

桜散る 楊枝にさした羊羹をぷらぷらさせてベランダに春


弱さから生まれる強さを信じたら銀河鉄道追いかけて飛べ


美容院の鏡の濡れた世界にて髪と桜の競うように散る


高みから屋根を見守る愛だとか地に敷かれ耐える愛もあるから


涙して海にて闇を眺むれど入江に花の煌いてあり


讃美歌を唄う振りして呪いかけ 手紙を書いては引き千切る日々



夜勤明け昼まで飲んだおれの前飛ぶにはちょっと低すぎカラス


俺はなにを言われてもいいが中学の卒業写真に落書きはよせ


先輩の第二ボタンを押したとき「蛍の光」が流れだしたの


どこまでも広がっ
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