日常×幻想ミックスサンプリング/たたたろろろろ
 
がってゆけ未来たち 車掌だろうがニートだろうが


息が白   わたがしみたい  食べたくて  手でくち押さえ  「あ、あったかい」


「ロシアから愛を伝えにきてやった」マトリョーシカの2番目の顔で


光らない見えないナイフが空を切り 流れない血が見えない血が


泥沼に突き入れる手を抜かぬのは触れたいものがこの世になきため


壕抜けてふぁるりひゅりらる雪の舞う風ミュージックに合わせて吾も


バスに雨降りかかる夜におれをみて薔薇を描いた指で彼女は


ベーコンを焼いて焦がしたその匂い父の寂しさキッチンに立つ


水溜りに映りし月を撃つ雨よ誰を鼓舞する337拍子で


あたしらは弱くながあく輝くの並列つなぎの乾電池なの


磨いても光らないかも知れぬ玉 それでも磨け誰かに撃ち込め


三日間牛乳プリンのみを食す幻想に於ける罪を罰して





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