happiness/あぐり
 
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さみしさを肯定できる朝だった、誰とも笑える人間だった。




どこまでも飛んでいけたら良いのにと 空にまたがりきみが呟く




隙間から風でも入る家ならば、もっと寄り添いあえたのかもよ。




わたしより大事なものがある人と 雨が止むのを待ってるホーム




さわれないものほど強く握りしめ 熱さばかりを確かめている。




明け方に光が切れる携帯の 裏に触れるとまだ温かい。




日焼けした首の後ろのぐりぐりが笑ってわたしを何度も見てる




パラソルと言ってペンで水玉をかいた
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