あのこのいる風景/秋葉竹
雪の夢が
さらりさらりと降る夜に
空をみあげると
雪が目にはいる
壮大な
宇宙の果てだって
みてみたいのだけれども
雪の夢の光りが地表へ降り注ぐ
凍てつく街に
家に
心に
暗い海みたいな
灰色の雲が天空を覆い
絶望の道がつづく
滅びたような夜の街
寒い夜だというのにニコニコ笑いながら
今日一日中巡り会ったやさしいひとを想い
はなうたでも歌いながら
暗い冷気を胸いっぱいに吸い込んでも
飛び跳ねるように走りながら
ニコニコ笑いながら
みえない北極星を探すみたいな楽しげな目で
いる
あのこ
生きてて味わう
やなことなんて
想
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