時間/後期
時間は道にも、扉にも立っていない。
それは胸の内側に潜み、
こちらが目を閉じても、
なお問いを発し続けている。
朝は救済としてではなく、
告発として訪れる。
目を覚ました瞬間、
私はすでに何かに遅れており、
しかもその「何か」が
何であるのかを
知らされていない。
太陽は昇るが、
それは希望ではない。
ただ、逃げ場のない明るさだ。
若いころ、
時間は敵ではなかった。
むしろ味方だと
信じ込んでいた。
だが今は違う。
時間は私を急がせない代わりに、
考えさせる。
考えさせ、
後悔させ、
それでも結論を与えない。
この宙吊りこそが
最も残酷だ。
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