N°/ryinx
世界はゆめ
みてる
木々の上で
鳥が鳴いている
その光景を見ている
鐘の音が
どこかで聞こえる
耳を澄ます。
日々、
の
暗闇のなか、一日がはじまる どこか
に行こうと、
座標の軸に沿って移動する『WALL』
いつか考えていた。世界について
いつかいなくなる事について。
感情に沈み込んでゆく
底のない砂のように
けれどもなにを
すべては消え去る
人と草木と記憶と
私はきえる
泡みたく私は消えている
そのうちに、この私もきえる。
何故、世界は無限、に続くかもしれないと、きみがいうとき
そ
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