ほほ笑みのうた/秋葉竹
 

 

白いチャペルのような駅を
神託のような夢でみたのは
昨夜の深い眠りのなかで

やっと落ち着いたのは
すこしばかり非日常な
蒼白い日々が過ぎ去ったと感じられる今朝


いつまでもいつまでも
綺麗な笑顔でいてくださいね


そして私は坂を
歩いて登る

君を信じてよかった
ずっと前から朝は仕事のために起き
夜は明日の仕事のために眠る日々
そんななかで
生きるための心の筋肉みたいなものを
身につけられたのは
だれかのことを好きになれたからかな

甘い羊羹が好きで
苦い緑茶を飲みながら食べるのが好きで
心の小川を
清澄なやさしい嘘が

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