ほほ笑みのうた/
秋葉竹
流れてゆくよ
あゝ
生きているということは
しあわせなもんなんだな
そんなことホントに呟きながら
坂を歩いて登る
心が痛くて立っていられない日は
立ち止まったりしゃがみ込んだりしながら
甘いも苦いも味わいながら
それでもまた立ち上がり
前を向いてこの坂を登るだろう
ときになだらかな
ときにけわしい
坂を歩いて登るだろう
ゆっくりとゆっくりと
あの白いチャペルのような駅へ向かって
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