恋文[208]
06/12 00:23
ワタナベ

その唇は、桜の花びらのようでありました
木枯らしに
縮こまっていたかたくなな蕾を
やさしく指でなでてやると
安心したように花開き
春の言葉を紡いでゆくのです
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