ぼやき・愚痴・嘆きの野原[42]
2016 08/28 18:00
st

>>34 蛾兆ボルカさま

数式で書いた詩について講師の方が"これはつまらないな。"、
"もっと、・・・叡智を見せて欲しいな。"と述べられた意味を
考えてみました。
私も講師の方と同じ意見です。叡智とは哲学的なことと解釈し
ますが、数式自体ではなくその哲学的な思想を詩にするのが良い
と思います。

例えば数学の最も重要な基本的なもの、無限論や論理学です。
この分野は古くから哲学者も参加しており、現代においても尚、
未知の部分があります。

無限論においては、数学者はふつう実無限派に属します。可能無限派は
少数ですが確実に存在します。古代の哲学者もそうでした。

実無限の殆どの定理は、可能無限では意味がないか否定されるという、
ほぼ相反するものなので、数学者は最初にどちらか1つを選ぶのです。

一般の数学愛好家でも、数学の歴史に興味のある人を除いて、やはり
どちらかを選ぶのがふつうです。数式で詩を書き、公理的集合論を知り
ながら、最も重要な最初の選択である、無限に無頓着(無知なのかも)な
人間がいるようですが、驚きます。

しかし、数式を引用し、哲学的にして、まるでどなたかの引用詩のようにして
利用するのは、面白いかも知れません。どなたかも、それで興味をお持ちのよう
ですね(笑い)。
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