ぼやき・愚痴・嘆きの野原[130]
2016 09/15 22:12
ハァモニィベル

シニフィエに回収されないシニフィアン
というものは、確かにある。

バルトが言った「第三の意味」がそうだが、それは、しかし
蔓延しがちな「表層的で無秩序な〔だけの〕シニフィアンの戯れ」
の中には、ありはしない。




テキトーなヒョーゲンを、真面目に読む(回収する)必要もないが、
受け取った側が、勝手にどう「読む」か、には読み手のセンスと力量が示されるだろう。

その意味で、脱線ゲームを続けるなら、そうしたセンスの競演の場がここに生まれていることになる。

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直径10㎝程と小さいが、多肉質の、アロエ風の螺旋状ロゼットになる植物がある。
学名を Haworthia limifolia(ハオルチア・リミフォリア)というが、
この植物の和名が「瑠璃殿」である。

匍匐茎(ほふくけい)を伸ばして増殖するルリデンから、リゾームを想起し、、ドゥルーズ&ガタリの『千のプラトー』を絡めて議論を(勝手に)展開するのが、怪人二十面相の、読み手としてのセンスであるが、

はたして、他の明智君たちは、どうであろうか。


(と言うとこれ以上は、プチ企画になってしまうので、
此処はあくまでもやさしい野原での独り言(ぼやき)にとどめたい)


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