【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉[685]
2018 05/16 17:35
ハァモニィベル


渚鳥による【悪魔】は、下を読む限り、
かなり傷つきやすいご様子が伺えるな。

たとえば、神と仏と悪魔がいたら、同じものを見たり、同じことをされても、
神や仏は傷つかないのに、悪魔はひどく傷つくんだろうな。僻みが凄いわけだ。
だから、
そんな、我が身を振り返るよりも、というよりむしろ振り返らなくていいように
「自分を傷つけたもの」というのを藁人形に仕立てて、「十年」お守りにするわけだ。

悪魔が目の敵にしているほど、神も仏も悪魔のことは眼中にないんじゃないか、
という気もするけれど、悪魔が権力を持っている場合には、醜い「報復」があるんだろうね。

プロメテウスは、鎖に繋がれて、
生きたまま肝臓をハゲ鷹に喰われつづけたし、
ソクラテスは、毒杯を仰いだからね。


まあ、でも、【悪魔】と一言でいってもさ、何かあるとスグ自分が馬鹿にされた、と
捉えてしまうような、そんな下等な悪魔ばかりじゃないと、上等なセンスのいい悪魔や
やさしい悪魔がいることを、空想してみたい気もするのだよ。

どうせ絶望するならね。
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