2018 05/15 02:49
ハァモニィベル
やけに安定感のない定義だな。
しかも、誤読されやすい感じの。
>「人の心に住まう野望を抱く未熟な冒険家。」
独特な感じの言い回しが何ともいえずB級グルメの味わいがあるぞ。
とはいえ、
悪魔を、その人自身の中に居るもの、と捉えているのは、まあナルホドというポイントだね。
野望の割に未熟な
とせずに、「野望を抱く未熟な」としたのは、(【悪魔】の作用メカニズム)への洞察が
あるわけだな。
【野望】と【未熟】がセットになっていることによる、不安定と危機を承知での衝動
という、ね。
内容は私が読んだからよかったものの、もう少しわかりやすく形を整えてほしかったね。
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たっこんぐの辞書を読んで、私が思いついた定義はこうだ。
【悪魔】① 危険を目の前にすると背中を押し、機会の前では羽交い絞めにする、やることが逆さまな、心の神。
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通常は、悪魔はあくまで外側に居ると捉えるだろうから、
【悪魔】② ひとの物置にしまわれた欲望や恐怖に、ニコニコ放火して回るひと。
くらいに書くと一般的だろうな。
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更に、その二つを合わせた定義も必要だと思うね。
【悪魔】③ 自分の背後にいる(敵の)天使。
身近にいる天使(に見えるひと)が、本当に自分の天使とは限らない。
悪魔に見えるひとはまあほとんど悪魔であろうが、天使に見えるひとも
よくよく吟味してみれば、けっこう邪魔をする、悪魔の使いである場合がある。
その辺りの見極めができないと、恋愛や結婚で大失敗することになる。
意志の弱い人は邪魔されたり横道に逸らされないように要注意である。
これで、どうやら、私の『【悪魔】の辞典』は一応完成したようだ。
あとは、
るる辞典 と、ワトソン社の辞書がもう一冊
刊行される筈なんだが・・・、
(もしかしたら、絶版かな)