生贄合評スレ[343]
2016 01/04 13:45
るるりら

締切ったようですが、まあそういわず おおめにみてくださいませ
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タイトル: 爆買いの世紀
URL: http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=314056

●詩編全体について
まず、題名に インパクトがあります。
「爆買い」という言葉は2015年の流行語大賞に選ばれた言葉です。
爆買いといえば、中国の方による日本での大量消費を意味することは言うまでも無いことです。
ですが、この詩編では 中国の人々についてを 書いておられるのでは どうも なさそうです。
なにか おっしゃりたいことが判然としない印象を持ちました。

インダス文明の人々も 黄河文明の人々も してきた。
それは、
湯水のように 排水溝に 大量な無駄な生産物を捨てるかのように暮らしてきたという示唆ですよね。
詩編にとって最後の行は もっとも大切な行であることが多いのですが、この詩編の場合は
どうでしようか?

>文明は一度、終わったのではなかったか

この詩で この終わり方では、おっしゃりたいことが拡散してしまっていると 私は思います。
理由は いまでは亡くなっている古代文明であるインダス文明と黄河文明を 二つも例としてあげておられるからです。
二大文明を詩編に取り込んだことで この詩編の中では はるか紀元前何千年もの時間のダイナミクスが発生しています。そのような長いスパンの時間ので考える様々な文明は、なんども さまざまな場所で 発生しては終わるということを繰り返しているので、文明は一度ではなく 何度も終わり続けてきたことを想いました。

題名は、【爆買いの世紀】なので 詩の示しているベクトルがせっかく明瞭なのですから
前の世紀と関連づけるとか 時間の単位を生かすともっと おっしゃりたいことが明確になると思いました。

●詩編の細部について
私は詩編の全体についての箇所で、「この詩編では 中国の人々についてを 書いておられるのでは どうも なさそう」なんて言いましたが、細部を読むと 同じ漢字圏の文化を意識しておられると思いました。

>静かな冷媒の音
誰かの企画が売買されている音
主張された封止のデザイン

冷房を 冷媒。風刺を封止。
この二つの言葉を 中国の方なら どのように感じられるのかは 解りませんが、
この詩自体が 風刺でデザインしておられて興味深く拝見いたしました。
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