RT会議室突発連詩ログ保管庫[121]
2006 07/10 22:51
半知半能

06.7.10 現代詩フォーラム会議室
ikaika→六崎杏介→半知半能
一行ずつ四巡で連詩


終わりから、はじまった、永遠の、終わりの、そのまた、先に広がった、見ろ見ろよ、お前の口の中にこびりついた、空の、
法悦、その強烈なムスクの香り、放り出した敬虔な祈りの煙
分かり合えない、人々の、輪郭、崩れる寺院の揺れ動き
の中に、降りそそいだ、雨が、rain、夕刻に刻まれた寺院の壁画をなぞりながら、貴方が語りだす、例えば、あらゆる青をかき集めて、貴方は、いつもの文体で、草原を駆け回り、水面で、
睡蓮の高き尖塔を見る、雨は針として、秤に掛けられたばかりの重力を射る、赤く散る、
rain、青い赤、そういう幻想、のなかの貴方、私という枠、しずむ、ような、
そして、blue、世界を変えて、
翼の生えたフルートが蒼褪めた馬、貴方の半神の、
正鵠な、判断
青の延長線上で、白と、青の、境界線上で、待つ、誰かに、向けて、雨を、そして、rainを願いながら、口ずさむ歌のことを考えてみればいいだけさ、
そして放棄された、旋律の吐息が炎上する琴線と戦場の、片目の雨のラインを、
忘れず、容赦ある朝焼けの、無数の、赤と青に、身を、浸せ
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