書き換え連詩スレッド[170]
2018 05/22 20:10
たこ

たこすけさん、べるさん
もう梅雨ですねぇ汗 グローブが臭くなりそうです。
なんていうか、使われてる語彙を眺めてたら、もう大正ロマンしかイメージしかできなくなりました。こんな返しはいかが?


???????-

柔肌の処女の
赤い唇

意味慎重な
言葉を



美しい言葉に
惑わされる
ことなかれ

ご都合主義の
文学
青年

搾り出される
情熱の咆哮
その気持ちは
よくわかる

さア、
ようこそ幽霊塔
螺旋階段のぼりつめ
お母様を探しましょう

心臓部の歯車を
片目レンズで
奥まで覗き
真実のダイヤルを
キリキリと回す

あゝだが
なんとしたことか
ガラガラどんの
どんがらがっしゃん
金庫の鍵かと思ったら
幽霊塔が崩れゆく

目を開ければ、
宙をまう乙女と学士
足下に沈み散らばる
幽霊塔

鈍く硬く詰まった咆哮
ビリビリ大気を震わせる

血塗られた
機械仕掛けの生命の
恐るべきかな
断末魔

真っ逆さまに落ちてゆく
血の気が引いた
蒼い顔。なすすべのない
文学青年

チラと目をやり
怪しく笑う
黒髪の乙女

ふわりと
ちゅうに浮んでる?

ごちそうさまデシタ。

またたくまに
幽霊塔
歯車と歯車組み替えて
よみがえり
青年をあっと飲み込んだ

この
肉を甦らせることがない
怪物は
あたたかな
血を欲し
今もどこかを
彷徨ってイる。
スレッドへ