よろず臨時話し合いのぼやきスレ。[14]
03/21 18:37
深水遊脚

ボルカ様ご機嫌ななめ。大谷様、八柳様はアカウント消滅。パーティーはお流れのようですね。席札は撤収して自説を少し。

八柳さんは神門義久教授の執筆した京都新聞の論説文についてメモ書き的な散文を投稿しました。それは例えるなら新聞や雑誌の切り抜きを、気付きメモを書いた付箋を貼ってスクラップブックに貼付けたようなものでしょう。何らかの論文を執筆するならば、この作業は第一段階であり、本来ならばその気付きをもとに自分なりの主題を設定し、ロジックを組み立てて行くところです。そうして完成した論文(長い必要はありません)をもとにしたならば、少々の質問や批判で崩れることはないし、たとえ完成した論文の欠陥を曝してしまうような鋭い質問がきても、逆にそれを新たな知的発見として喜ぶことすらあるかもしれません。

八柳さんが神門教授の論説文について書こうとした動機が、まさにその知的発見ではなかったでしょうか。食糧自給率上昇を目標とした日本の農政に対し、些細なことに目を奪われて大事なことを見逃す粗忽者のようであると批判し、分配の不平等をより深刻な問題とした神門教授の論理展開が新鮮に感じたのでしょう。

では分配の不平等をどのように解決するか。元になった新聞の論説文にはそこまでは書いていなかった。そこでロジックが不安定だと意味も通らなくなるし質問を受けても答えられず嫌な思いをする。そんなところでしょう。

ロジックといっても、なにも政治や経済、国際関係を論じる際の硬いものでなくていい。多過ぎる食糧を寄附する優しさでもいい。他の国が飢えるなかで食糧を抱え込んで、しかもあれこれうるさいことを言って無駄にするような我が国の食糧事情をチクリと刺すのもいい。いずれにしてもロジックがそこまでに完成したものでなかったからその散文についての会話が成立しなかっただけのこと。そのように私にはみえました。
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