雑談スレッド7軒目[56]
2008 11/11 11:02
白井明大

追記です。

孤蓬さんの54の以下のような記述を拝見しますと、やはり語弊があるな、と感じます。

>日本語における文学の場は「多言語を用いる多民族が流動的に交流する場」ではないともうしたのは、私の現状認識であり、実際、日本語における文学の場に参加しているのは、ほとんどが日本語を母語としている人達であるのが現状だと思っております。
>確かに、日本語を母語としていない人達の、日本語による文学の場への参加は目立ちますので大きく話題になりますが、現実としては、そういう人達の数は全体からすると少数でしょう。
>日本語による文学というのはドメスティックな面が強いように思います。

「ほとんどが日本語を母語としている人達」であり、「日本語を母語としていない人達の数は全体からすると少数」であることを論拠とするのは、多数決です。

日本語における文学の場とは、多数決で決まるものではないように思います。

「ドメスティックな面が強いように思う」というおっしゃりようには、背後に「またべつの面もある」という意味合いが含まれているようにも解せます。

としたら、日本語における文学の場は、多面的なものであり、「多言語を用いる多民族が流動的に交流する場」という面がれっきと存在すると捉えることも十分可能ではありませんか?
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