夢を見たら書き込むスレ2[416]
2008 03/22 04:50
あおば

急に寄席に行く。収容人数150名ほどの鄙びた寄席で、客としていった
のにどういう訳か急に漫才で出演することになる。急ごしらえの相方は
テレビなどに出演していないので知名度は無いが、このあたりではいい
顔らしい。連れ立って客席通路から舞台に上がりながら相方に名前を尋ねたら
、しゅみ、と、ぼそっと答える。しゅみは趣味かなと思いながらも左手に
持っていた薄くて黒いブックケースに、しゅみ、とボールペンで強く書き
付ける。
舞台に並んで立ち、なにか言ってきたら適当に答えるつもりで居たが、
なにも言わない。まだネタができていないらしく(間を持たせるために)な
にか詩を朗読しろと目で合図されたが、生憎なにも持っていないので、
やむを得ず次のような戯れ詩を調子よく即興朗読する。
#(現実には人前ではあがってしまい即興朗読はできない)。


なにもないからできるのだ
なんでもないからできるのだ
なんでもかんでもできるのだ
なんにもない世の中に
ならんで坐って眺めては
なんでもかんでもやってやる

しかし全く客受けしないので嫌になりながら、ネタはできたかと様子を窺
うが相方は不機嫌に黙っている。
仕方ないので次はクルマのタイヤを胴にはめた感じのポーズをとり舞台
をふらふら歩き回り今日の午前中だけでも250万円を無意味に無駄遣
いした顛末を怒鳴り散らしたが、これまた全くお客に受けない。
こんなに努力しているのに知らん顔して黙ったまんまの冷たい相方に
憎しみの感情を募らせたら白けてしまい目が覚めた。
#目が覚めて、起きあがりながら、詩の二三編は完全に暗唱しておいた方がよさそうだと強く思った。
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