晦日
1486 106

今年最後の夕陽が沈んだ
いつもなら静かになるこの町も
夜になるにつれて盛りを増してくる

私は炬燵で紅白を見ながら
年越しそばを食べている
もうすぐ除夜の鐘が鳴る

今年の出来事を振り返ってみれば
小さな不幸は沢山あったけど
今は満ち足りた気持ちでいるよ

さよなら、2006年の暗い思い出
おはよう、2007年の明るい希望

晦日は終わりでも始まりでもなく
人生の数ある通過点の一つ

さぁ新しい年が始まる瞬間を
カウントダウンでお迎えしようか


自由詩 晦日 Copyright 1486 106 2006-12-31 21:09:39
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