1486 106

茜色の夕陽が沈んだ
輝いた今日は地平線の彼方

夜の帳が下ろされて
明日の舞台の準備が始まる

もうすぐ今日が終わりを迎える
昨日は今日の別名でもあり
明日は今日の別名でもある
そうやって日々は連鎖していく

黄金色の月が昇った
輝いた日々はやがて過去になる

夜の帳の中で人々は
明日を迎える支度をしている

同じ太陽は昇らない
今日より良くなるかもしれないし
今日より悪くなるかもしれない
いずれにせよ日々は連鎖されていく

いつ途切れるかは分からないけど
未来はまだ目の前にある
それを希望と名付けよう
あえて希望と名付けよう

そして地平線の彼方から
茜色の朝日が昇る


自由詩Copyright 1486 106 2006-12-29 16:13:00
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