冬の風、そして空
ぽえむ君

氷のような風が
朝からずっと吹いている
体を凍らせて
心を縮ませて
地面を向いて歩いている

でも見上げれば

海のような空が
朝からずっと広がっている
体を伸ばして
心を開けて
青空を向いて立ち止まる

吹き抜ける冬の風は
冷たいけれど
澄み渡る冬の空は
どこかやさしい

寒さの中の
そのやさしさが
少しでも自分の中へと

冬の風、そして空

進むべき道はまだまだ続く


自由詩 冬の風、そして空 Copyright ぽえむ君 2006-12-29 14:02:24
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