埋み火
未有花

静かに燃えている胸の炎
雪の舞い散る冷えた空気にも
消えないで燃え続けている
このままあなたに会えないで
一人きりせつなさにとらわれて
涙の河で溺れてしまうなら
胸の奥の埋み火消してしまおうか
くすぶり続けている胸の炎
誰にも消せはしないきっと

後から後から雪は降るけど
天から白い精霊が降りて来て
この炎消そうとするけれど
炎は赤く赤く燃えて
あなたが恋しいと熱くなる
涙の渦に沈んでしまおうと
胸の奥の埋み火燃え続けるよ
あなたに伝えたい胸の痛み
触れたら火傷負うわきっと


自由詩 埋み火 Copyright 未有花 2006-12-29 08:05:23
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