四季+1
眞山小桃。

【春】
雨上がりの桜並木を駆け抜けたフロントガラスにピンクの水玉
 
 
【梅雨】
ロックした車のシートに置き去りの鏡が空の顔色伺う
 
 
【夏】
トランクに放り投げて乗せたのはビーチボールとサンダルの砂
 
 
【秋】
山道を走る車が次々と流れる赤や黄色に染まる
 
 
【冬】
乗り込んだ車にエンジンかけて待つ(荷物を置いた助手席)暖気


短歌 四季+1 Copyright 眞山小桃。 2006-12-28 18:18:41
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