★57 ユメノオワリ
貴水 水海
君は僕にとって
かけがえのない人だった
僕だけの人だった
僕は君にとって
かけがえのない存在だった
僕は君だけでよかった
なのに
僕達はそれを失っていった
互いの心を知ることがなかったから
甘い夢を見ていただけだった
僕の部屋から
見慣れた景色を
二人でみることは
もうないね
僕達が涙を流し終えた時
すべてが
終わったんだね
自由詩
★57 ユメノオワリ
Copyright
貴水 水海
2004-04-02 22:49:31