「 はっぴー・ばーすでー、とぅー・みー。 」
PULL.
取り急ぎ、
申し上げます。
(中略。)
そうしてぼくは、
きみよりお年寄りになって、
しまったのでした。
だから。
いつか向こうに着いたときは、
お年寄りのぼくを、
大切にしてくださいね。
こっちで逢っていたときよりも、
大切に愛してくださいね。
さて、
気になる浮気ですが、
フィジカル面で、
ときどき、
しています。
たぶん。
ごめんなさい。
実は、
いろいろエロエロと、
いっぱいたくさん、
しちゃってます。
またします。
やきもちは、
こちらに、
お還りになって、
してください。
なーに、
一度くらい還ったって、
えんまちゃんは怒りません。
えんまちゃんには、
よーく言い聞かせて、
おきますから。
それでも、
えんまちゃんが、
まだ文句を言うのなら、
蹴りを入れるので、
大丈夫です。
メンタル面は、
さてどうでしょう。
ひみつのないしょです。
言わないです。
そんなに気になるのなら、
お還りになってごらんなさいな。
お口で訊いてくれれば、
いくらでもおしゃべりします。
あら、
「性格が悪い!。」
そうおっしゃるのですか。
そんなこと、
もうとっくに、
お知りでしょう。
くけけ。
この間のお便りで、
お話しした通り。
百五十歳まで、
こちらに、
いることに決めました。
それまでそこで、
ずっと待っていてください。
なお、
不慮のなんとやらで、
予定が早まったりはしません。
決めたので、
そうなります、
します、
です。
決めたら、
ぼくが強情なのは、
もうとっくに、
お知りでしょう。
うけけ。
では、
いつかまた、
ほんの気まぐれで、
きみを想い出したら、
お便りします。
きみの怒る顔が見たくて、
いつも馬鹿をして、
怒らせていたあの頃を、
いつもいつも、
想い出して、
きみを、
この続きは、
百十五年後にね。
かしこ。
追伸。
「かしこ。」は、
わざと、
「かしこ。」です。
注意したくなったら、
また夢に出てきなさい。
淫らな夢の中で、
お待ち申し上げております。
もけけけ。
了。