僕たちはトムとハックになれなくて飛行機雲に思いを馳せる
ピーターがマーガレットを摘みにくる君が忘れた思い出持って
ブロンドも薔薇のほっぺもいらないの想像力と「E」さえあれば
探し出す君の心の花園を僕は君のメアリーになる
転んでも条件反射で立ち上がる後悔だけではベスになれない
トムと飛びピッピと遊んだあの季節だれにも秘密のファンタジーエン
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■トムとハック=トム・ソーヤとその親友のハックル=ベリィ・フィン
彼らのように家出しようとしたが失敗に終わった思い出から。
■ピーター=ピーター・パン
マーガレットは原作に出てくるウェンディの娘。
私ももう大人になってしまったなぁと。
■赤毛のアンの台詞に「赤毛でもそばかすでも、私には想像力があるから
気にしないけどせめて『Ann』じゃなくて『Anne』ならよかったのに」
というものがある。
■原作を読んだ人ならわかると思うけど秘密の花園ってのは「愛」の象徴。
メアリーみたいに人の心の愛を見ていける人間になれればなと。
■若草物語でベスが死んだのは「将来に何も望まなかった」から(本人談)
「死にたい」とぼやきながらもこけたら案外反射的に立ち上がってしまう。
本気で死にたいなら立ち上がらなければいいのに。
「死にたい」と思ってもそれだけでは死ねないということ。
■はてしない物語に出てくるファンタジーエンは空虚な国だと思う。
私がトム・ソーヤを読んだりしてドキドキすごした日々は、大切な思い出だけど
どこか虚しさがつきまとう。