未有花

今地平線の向こうから
金色の髪をたなびかせた
美しい日の神が来る
虹色のベールが静かに開き
竪琴のようなオーバードが流れる
ああ素晴らしい時の始まり
火の早馬は蹄を高らかに鳴らし
空の彼方から駆けて来る
日の神はその手綱をしっかり握り
視線を遙か遠くに投げ
火の早馬を巧みに操っている
静かに東の空が明けて来る
素晴らしい時の始まり
金色の髪をたなびかせた
美しい日の神は
どこまで行っただろうか


自由詩Copyright 未有花 2006-12-11 09:54:29
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