あたりまえに笑ってしまう。そんな恋。
逢坂桜


    選んだわけでも、
    選ばれたわけでも
    望んだ場所でもないけれど

    あなたが居てくれて よかった



  今日は昼から学校へ。

  転職指導の続き。

  私はいったい誰に似たのだろう。

  口達者でハッタリやでまかせに強い父親。

  素っ頓狂な声でまわりをひっぱり、おばさんパワー全開の母親。

  口が重く、言いたいことを伝えられない私。

  慣れるしかない、と。

  考えてから、要点を簡潔に話すということ。

  起承転結をもって、話せるということ。

  ・・・経験積んで、慣れるしかない。

  後は、しばらく雑談。

  人の話を聞くのはすきです。

  体験談、いままでに会った人のこと、思ったこと。

  自分の中にも、いろんなものが生まれるのが、わかります。

  その後、神戸ルミナリエへ。

  次に見るのはいつだろう?

  そう思ったら、行こう、と思った。

  かたおもいの人が、つきあってくれた。
 
  神戸の最後の思い出に、て。

  感謝。

  と、言いつつも、きれいな光を見て、その下にいる人を見て。

  後は食べ歩いていた。

  なにげない間接キスに、それくらいの好意なのか、厚意なのか。  

  いきなり軽い誘いに、私は咄嗟に拒否を返す。

  以前フォーラムに書いた「こっそりと」を思い出す。

  かたおもいはひとりでできるけれど

  ふたりでなきゃできないことをするなら

  あなたをわたしにください、とは言わなかったけれど。

  あなたに会えてよかった。

  最後だからと甘えさせてくれてありがとう。

  いつか果たす日の来る約束をしてくれてありがとう。

  私が思うほど優しくないと言ったけど、

  私が十分と感じるくらいには優しいよ。

  ありがとう。

  


  選んだわけでも、
  選ばれたわけでも
  望んだ場所でもないけれど

  あなたが居てくれて よかった


 


散文(批評随筆小説等) あたりまえに笑ってしまう。そんな恋。 Copyright 逢坂桜 2006-12-09 22:54:39
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染めしおもいで