さげすらん・ぺぐ
ミゼット

さげすらん・ぺぐ(梅の木の下)

く・くつぐ・くどぅ(月夜の晩に)

めぎ、めぎ・ふ・らむ・れすとりし(おとめ、おとめが蝶になる)

ばすで・を・きぬく・ふあまれれ(ヴィオロン男が爪弾けば)

れすとりし・よく・ふふみわさ(蝶はいよいよ艶めいて)

さむかく・ほとす(翅を開いて)

ほとせれ・みみく(開いたら閉じて)

かかむ・れだ・しき・ふあすめぐ(細い舌は幹を這う)

めひて・お・れんて・こや・めひて(聖女となったひとりの娼婦)

さげすらん・ぺぐ(梅の木の下)

くき・やはね(戯れる)


自由詩 さげすらん・ぺぐ Copyright ミゼット 2006-12-04 22:06:56
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