灼瀞の命
キメラ



常なるは
惶恍たる黛樹の双想

疾瞑せし
悦炎蒼々と
其三十二ヶ月を
覺すれば
翳曄の濡帶に
灼瀞の盃を秘し
真澄の心慈す


唯楽唯楽
故日忍び
傷心の碧惣
堪え得ぬ陽光
崇壁無音の響

(der heiling punkt‥)

愁案十月のラピスを
泄胸に窘め
落葉の變心に
熱情のハロウ
燃々揺々と


闇史の螢隙を哀しく彷徨う
愁案十月の宝石


(der heiling punkt im mental modified……)






自由詩 灼瀞の命 Copyright キメラ 2006-12-04 19:36:14
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