神話
未有花

どこにも行かないで
そばにいてみつめて

月も凍えるこんな夜は
誰もが人恋しさに震えながら
星の運命さだめに想いを寄せるの

流星がスパークしながら
落ちて行くわ涙のように
もしも私を愛しているなら
今すぐ抱きしめて

何にも言わないで
夜に溶けて行くの

蒼い闇の中ではすべて秘密よ
さざめく星も黙り込むわ
恋の行方は誰にもわからない

永遠が二人の間を
流れて行くわさざ波のように
もしもこのまま時が止まっても
私は幸福しあわせ

どこにも行かないで
そばにいてみつめて

二人だけの神話が始まるの
あなたと私 Destiny



自由詩 神話 Copyright 未有花 2006-12-04 10:16:58
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夜の童話