冬の晴れた日の午後
ぽえむ君
穏やかな風が吹く
冬の晴れた日の午後
寒い日のはずなのに
その冷たさはどこにもない
鳥たちはのびやかに飛び回り
土は生きている
めったにないこの日を
人も皆
外に出て心で祝う
会話を必要としない昼下がり
何もかもが美しい
何もかもが輝かしい
それは同時に
悲しさでもある
この幸せはまもなく去ってゆく
この幸せは守りきれない
幸せを悲しいと想うことを
初めて知った
冬の晴れた日の午後
自由詩
冬の晴れた日の午後
Copyright
ぽえむ君
2006-11-29 23:00:18
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