手を出して掴まんとすれば
信天翁
きのうは
「時」から「空」へ昇った
そして きょうは
「空」から「時」へ降りた
と この他愛ないドグマを呟いた とき
半生でめぐりあうかもしれない
カイロスの長髪は
永劫の幻影となるにちがいない
自由詩
手を出して掴まんとすれば
Copyright
信天翁
2006-11-28 22:04:39
縦