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僕はまるで海から川へと産卵の為に戻って来る鮭のよう

歳も三十路を越え、人生の折り返し地点までも超えようとしてるのに

病気に掛かり、その薬の副作用のせいで、10000人に一人とゆうありえない確率で喋れなくなり

あれから何年経っただろう

喋れなくても関係ないと自分に言い聞かせ一人もがいていたが

今から考えると鮭が滝を飛び越えようとしているのとよく似ている

あまりにも無謀で無茶な行動だったのかもしれない

出会いを求めて一人街に出て、よなよなふらつき、彷徨ったけど

それもあまりにも無謀な事だった様に思える

今、やっと人とコミュニケーションがとれるまで回復したが

まだ人間に成れない宇宙人みたいなものだ

若い時から様々な体験をし、海外にも行っており、常に自分を磨いてきたから

自分とゆうものも確立し、うんちくを書き並べる事は出来るが

自分の能力を活かせる場所も無ければ

そうゆう人物とも巡り会えていない

全て独学で学び荒削りのままだ

恋も何年休んでいるのだろう

喋れないとゆう現実の中

好みの女性に恋焦がれアタックしたが

結果は散々なものだった、何人求めただろう・・・

今も新たな出会いを、女性を求め彷徨っているけど

いつも現実の壁に押しつぶされる

下手な鉄砲100打てば当たるとゆうが

そんなものも今の自分にとっては無謀な賭けでしかない

今も、もがいているが現実は厳しいものだ

世間はクリスマスシーズンで盛り上がり

恋人達にとっては羨ましい季節だが

自分には縁のない事だ

こんな事を詩にしても虚しくなるだけだから

いっそエルサレムの嘆きの壁にでも嘆きに行きたい

もう自分の世界観も悟りの境地とゆうべき所まできている

だから、いつの日かベストパートナーの女性と知り合えるまでそっと温めておこう









未詩・独白Copyright DirectConnection 2006-11-28 04:59:56
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