山崎 風雅

 穏やかな夜に静かに沈もうとする頃
 心亡き者が一石を投ず
 心に小波さざなみ広がり
 ベッドの上の枕が震える

 執着する人
 努力する人
 無欲な人
 流されるままの人

 この世界は大曼荼羅だいまんだら
 誰もが主人公で
 誰もが脇役

 きみの立つステージでできる事をすればいい

 難しくない
 怒っちゃダメ

 見失わないで
 まだ世界が無限に広がって
 大空さえ掴めると信じていた日々を
 
 争わないで
 心を広く持って

 うまく行かないのも酔狂
 何かが語るカタルシス

 いつの日か
 人は自分のテリトリーを守るため
 鎧を身につけ
 剣を掲げる

 そんなにほしいならあげる
 僕は水槽の中でも楽しんで生きれる

 本当に大切なこと
 ここにこうしていられることに感謝すること

 

 あかつきに染まってしまえば

 嘘はつけない




 
 


自由詩Copyright 山崎 風雅 2006-11-28 04:47:55
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