ハピネス
ピッピ

背中、くっついちゃうね。
語尾で分かる、彼女は眠りそうなんだと、
顔が見えない。
抱き合って繋がりあって、その先まで考えていたけど、
今はこれがコップの全て、せ(か(い
違う世界を見ていかなくてはいけないんだよね。

人間をやめようね、
そうしたらもっとなんでも出来る、
したいことを出来るものになろう。
今は触れられない手も、そうしたら触れられる、アイセル。
晴れの日も雨の日もこうして、男と女らしくないことをして、
ドライを求めている。0ミリ、0センチ、0メートル、全ては同じ意味なのに、
記されない距離、それがこの、触れている背面に、互いの伝わっている筈の
熱の距離。たどたどしい、恋は馬鹿。それだけでは生きれもしない。

別れの言葉を、さんざん言い合う。
ボクハボクノタメニイキルカラ、キミハキミノスキナヨウニイキテクレ。
ボクハイツデモキミノシアワセをネガッテルカラ。
それらの多くが、未だ愛し愛されている者のように律儀さや親密さを持ちながら、
尚本当の気持ちを押し殺す吐息に塗れている。それが僕たちのhappiness.
人間であることの枠を少しだけ飛び出して今振り返り、手を取り、それから。
ああ、本当であるかも知れないね。ようやく、世界は2から、1.4くらいになる。


自由詩 ハピネス Copyright ピッピ 2006-11-28 01:22:22
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